東京大生×北京大生 京論壇
出版社:明石書店( 2008-07-16 )
定価:¥ 1,680
単行本 ( 224 ページ )
ISBN-10 : 4750328219
ISBN-13 : 9784750328218
東京大学と北京大学、共通するのが「京」だから京論壇。
100万人に1人の天才が1,300人もいる国・中国
中国人は優秀な人が多い。100万人に1人の天才が1,300人もいる国だから上澄みだけ見ていれば圧倒されるのは仕方ないけど、メディアで言われている以上に勢いを感じる。他に勢いのあるのはロシアとか東欧諸国、あとイスラエルはアカデミックな分野では存在感が高い。
頭のいい中国人と話していると楽しいし、なかなかいい奴も多いし、日本は相当長い間、中国を先進国として手本にしてきたわけで、アメリカよりも親近感を感じるところもある。料理も口に合うし、アジア人同士なので何かと上手くいく。
政治体制の異なる国の人と政治の話をするということ
ただ、こういう政治の話になると中国人は取っつきにくいなと思う。台湾や香港はそうでもないから、単に政治体制によるものだと思うんだけど。おいらの結論としては、中国人と仲良くするには政治の話やそれに近い話はしないこと。政治の話は明確だからいいけど、近い話というのは例えば、友達に情報を与えるべきかというような一見政治と関係ないことも該当する。考え方のベースが異なると感じることも多い。
本書の例だと、台湾のことが印象に残っている。本書の中で軍事問題があり、中国の軍備について日本側が話すと、それは違うと反論される。ここで台湾政府の資料だと日本側が言うと、台湾に政府はないのだから台湾政府という言い方はおかしいと脱線する。確かに中国は台湾とかチベット問題を認めていないが、あれはどう見ても政府として機能しているだろうと思うのだが、そういう話をするのは結構難しいのだ。
だからといって、お隣の国なのだから感情的にならずに議論していくことは今後はますます重要になってくるのだろう。日本と中国の有名大学の学生同士の話し合いからはそうした議論の一端が見えてくる。





