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青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記

青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記

著者/訳者:Array

出版社:講談社( 2007-03-16 )

定価:¥ 1,365

単行本 ( 294 ページ )

ISBN-10 : 4062138565

ISBN-13 : 9784062138567


良質な教育であると評判の高い北欧の教育について。以前『レイコ@チョート校 ―アメリカ東部名門プレップスクールの16歳』を文庫で読んだけど、あれと同じ気分で手に取ってみた。

レイコ@チョート校 ―アメリカ東部名門プレップスクールの16歳 (集英社新書)

著者/訳者:Array

出版社:集英社( 2001-11-16 )

定価:¥ 735

新書 ( 220 ページ )

ISBN-10 : 4087201147

ISBN-13 : 9784087201147


実は僕は日本の教育が劣っているとは思っていない。先日読んだ『ハーバード v.s. 東大』では散々こき下ろされていた東大の教育にしても、中学や高校の画一的と批判される教育にしても、そんなに問題だとは思っていない。というか画一的だとも思っていないんだけどね。大抵は親とか周囲の環境が悪いだけで学校側には問題はないというか、学校は親の期待に添うようにサービスをしているだけ。教育面で最悪の親は「そんなことはいいから、今は勉強しなさい」と子供の興味を奪う親。教育で大事なのは子供の適性を伸ばすことだと思うのに、適性を無視して画一的な枠に無理矢理はめ込んでどうするのかな。

これらの本を読むと、確かにチョートやフィンランドの教育は優れていると思う。特にチョートの記述は興味深いところが多く、リベラルアーツ教育がきちんとなされるところは素晴らしいと思った。文章の書き方から歴史の考え方に至るまで、いわゆる学力では計れないようなことの訓練がきちんとなされるように見える。

日本でも戦前はそういう予備門みたいなものがあったのだけどね。名門校だと中学生くらいのときに、東大模試で上位に名前が載る人がいるのだから、高校くらいからは大学入試レベルの試験に通過すれば予備門に隔離して、2年くらい特別な教育をしてもいいのかも知れない。日本は変に平等主義だから、そういうのを作るとうるさいんだけどね。

この二人に共通する行動力は素直に賞賛するし、羨ましいと思う。単なる帰国子女は身分階級の側面がある。つまり親が海外赴任のあるような仕事に就いている階級の子供は自ずと外国語能力に長けるだろうし、国際感覚も身につく。親は選べないので、運良くそういう親の子に生まれたら人生の幅が広がるというだけだ。しかし、この二人は自ら望んで若いというか幼いうちから自らの教育を選択した。これなら自分にもできたはずなんだけど、自分の場合はNNTになって行き詰まるまで海外に出ようなんて気概がなかったから大いに反省させられる。

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